円形脱毛症を考える会について
円形脱毛症を考える会は、1975年に「円形脱毛症の子を持つ母親の会」として、東京義髪整形の支援のもと発足しました。
翌年7月に第1回のセミナーを東京で開催し、以来セミナーを中心に活動を続け、1996年7月10日に「円形脱毛症を考える会」と改称されました。
現在は、会長他数名の会員と事務局のおかれている東京義髪整形の職員が中心となり、さまざまな活動を行っています。
会では、まず病気を正しく知ることを目的に活動を行っています。
顧問の先生方などのお力をお借りして、正しい脱毛症の知識や治療法を伝えるために、セミナーなどの医療講演会や相談会を開催しています。年6回発行している会報では、当事者スタッフが中心となり編集をし、情報交換や経験を語り合う場として活用しています。
円形脱毛症の場合、心のケアや精神的な支えが必要となってきます。同じ病気と闘っている仲間や一緒に悩みを共有できる存在は、大きな励ましになります。
会員さんやご家族が悩みを共有したり理解をしあうこと、本音で病気のことを話せる場があることは「自分は一人ではない」と感じることができ、本当に大きな癒しとなります。
また、広く社会や自分の周囲の人達に、円形脱毛症が症状ではなく、病気であるということを理解してもらうために、テレビや新聞等のさまざまな媒体を通して、外部へ訴えていく活動も積極的に行っています。