円形脱毛症は症状が外部から見えやすく、発症すると精神的な負担はとても大きなものです。
半年から1年ほどで自然治癒する場合もありますが、なかなか改善しなかったり、脱毛が繰返し起こる場合もあります。他人の目が気になり余計にストレスを感じてはせっかくの治療効果も半減してしまいます。
十分な栄養や、規則正しい生活を送ることも治療効果を高める意味では大切なことですが、精神的な負担を少しでも軽くし、QOL(=生活の質)を高めることも治療をしていくうえで大変重要になってきます。
QOLを高めることは、そんなに難しいことではありません。自分がどうしたら快適に生活することができるのかを考え、実行することで心の負担も小さくなります。自分や周りの人が笑顔でいられるのはどのような時なのか、一度じっくり立ち止まり考えてみましょう。
また、症状を外からわかりにくくするために、かつらや帽子、バンダナ等を使用することは、厳しい人の目から一時的に解放され、ストレスを軽減する方法としてとても有効です。
眉毛やまつ毛に脱毛が広がる場合には、上手にメイクを取り入れることで明るくいきいきとした表情になります。
治療中に出来るだけつらい思いをなくすためにも、自分が心地よくいられる方法を探してみましょう。